SHOTENから新たなマウントアダプター、L39-S.Eが登場する。ライカLマウントレンズをソニーEマウントボディに装着するマウントアダプターだ。SHOTENブランドのマウントアダプターはデザイン性を重視した製品が多く、L39-S.Eも高級感のある外観だ。今回はこのSHOTEN L39-S.Eを中心に、α7IIのドレスアップスしてみた。
まず、SHOTEN L39-S.Eから見ていこう。本製品はブラックとシルバーの2色展開で、どちらも外観の仕上げが美しい。ライカLマウントレンズは白鏡胴が多いので、レンズとカラーを合わせるならシルバーがオススメだ。L39-S.Eのブラックは黒と銀が二層になっており、白鏡胴と黒鏡胴、どちらのレンズにもマッチするだろう。
L39-S.Eは機能面にも工夫がある。まず、マウント面に3つのネジがあり、これを緩めるとレンズの指標位置が調整可能だ。ライカLマウントレンズはいわゆる互換レンズが各社から発売されていたので、指標のズレはままあることだ。こうしたズレをマウントアダプター側で調整できる。また、本製品はマウント面に段差があり、無限遠ロックのあるレンズも装着可能だ。この段差がないと、無限遠ロックを解除する際、フォーカシングレバーのツマミを押し込めない。ライカLマウントはシンプルなスクリュー式マウントだが、気をつかうべき点がいろいろある。SHOTENのL39-S.Eはそうした留意点にしっかりと対応したマウントアダプターだ。
α7IIのドレスアップについて見ていこう。cam inのLCP-003102はα7II用のレザーケースだ。デザイン上の特徴はグリップ部分の高さだ。α7IIはグリップが3D形状になっている。複雑な作りの部位を避けるため、サードパーティー製ケースは概ねグリップ部分の背が低い。cam inのα7IIケースはグリップ部の背が高く、かなり“攻めた”デザインになっている。加えて、底部に金属プレートを配し、バッテリーにイージーアクセスが可能だ。側面もカットオフされており、メモリーカードの交換もスピーディーに行える。
cam inのストラップCAM8674は、赤と白のコントラストが印象的だ。やわらかくて肌触りがよく、ウエイトのあるカメラを提げても苦にならない。加えて注目すべきはレザーパッチだ。マットなレザーを用いていて、さりげなくセンスを感じさせる。取り付けはナイロンテープだが、二重リングと当て革が付属している。
今回はL39マウントレンズとして、ズマリット5センチF1.5をピックアップした。1949年に登場した大口径標準レンズだ。開放ではフレアや滲みが発生しやすく、マニアの間ではぐるぐるボケの出るレンズとしても知られている。穏やかな描写でありながら、クセを感じさせるところが特徴だ。本レンズをSHOTEN L39-S.Eに装着し、無限遠から近接まで問題なく撮影できた。
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SHOTEN マウントアダプター L39-SE (B) ブラック(ライカL39マウントレンズ → ソニーEマウント変換)
cam-in (カムイン) レザーカメラケース ソニーα7II用 LCP-003
cam in CAM8674