澤村徹のカメラガジェット放浪記 第3回「ライカM10でライカRレンズを楽しむ」K&F CONCEPT KF-LRM

写真・文=澤村 徹

 

これまでオールドレンズのベースボディと言えばα7IIが定番だった。しかし昨今は、ライカM10という選択肢が急上昇している。理由はライブビュー性能の向上だ。フォーカスエリアが移動できるようになり、お目当ての場所にジャストでピント合わせできる。マウントアダプター経由でオールドレンズを使う際、格段に使い勝手がよくなった。今回はライカM10にライカRマウントレンズを付けて撮ってみよう。

 

ライカRマウントはライカ社の一眼レフが採用していたマウントだ。ライカRの後継デジタルボディは登場していないが、ライブビュー搭載のデジタルM型ライカ、そしてライカSLといったボディがライカRマウントレンズの受け皿と言えるだろう。ここではライカM10に第2世代のスーパーアンギュロン-R 21ミリF4を装着してみた。

 

ライブビュー搭載のライカM10なら、スタンダードなマウントアダプターでオールドレンズ撮影が可能だ。ここではK&FコンセプトのKF-LRMを装着している。

ライブビュー搭載のライカM10なら、スタンダードなマウントアダプターでオールドレンズ撮影が可能だ。ここではK&FコンセプトのKF-LRMを装着している。

 

マウントアダプターはK&FコンセプトのKF-LRMを選んだ。距離計連動には対応していないが、ライカRマウントレンズをM型ライカに装着できる。着脱は滑らかで、なおかつ重量のあるライカRマウントレンズをしっかりと支えてくれる。今回、スーパーアンギュロン-R 21ミリF4を装着したところ、おおむねジャストで無限遠にピントが合った。広角レンズの場合、レンズの∞マークでぴったりと無限遠にピントに合うか否かが使い勝手を左右する。レンズコンディション次第という部分もあり、所有するレンズと好相性なマウントアダプターを揃えておきたい。

 

第2世代のスーパーアンギュロン-R 21ミリF4は大きな前玉で迫力がある。ミラーアップ用の第1世代と異なり、バックフォーカスが長めで装着するボディを選ばない。

第2世代のスーパーアンギュロン-R 21ミリF4は大きな前玉で迫力がある。ミラーアップ用の第1世代と異なり、バックフォーカスが長めで装着するボディを選ばない。

 

さて、スーパーアンギュロン-R 21ミリF4は一眼レフレンズなので、周辺部の色かぶりや像の流れは発生しない。開放近辺は周辺光量落ちがあるものの、素直にしっかりと写ってくれるレンズだ。描写傾向としてはナチュラル派といったところだろうか。シャープネスは硬くなりすぎず、周辺部は若干甘さが残る。反面、歪曲はよく抑えられ、直線が気持ちよく伸びる。第1世代のスーパーアンギュロン-R 21ミリF3.4の影に隠れがちなレンズだが、スタンダードな広角オールドレンズとして貴重な選択肢だ。

 

Leica M10 + Super-Angulon-R 21mmF4 絞り優先AE F8 1/1000秒 ISO800 AWB RAW 歪曲がよく抑えられ、直線の美しさが際立つ。自然なシャープネスでオールドレンズらしさを味わえる広角レンズだ。

Leica M10 + Super-Angulon-R 21mmF4 絞り優先AE F8 1/1000秒 ISO800 AWB RAW 歪曲がよく抑えられ、直線の美しさが際立つ。自然なシャープネスでオールドレンズらしさを味わえる広角レンズだ。

 

Leica M10 + Super-Angulon-R 21mmF4 絞り優先AE F4 1/125秒 -0.67EV ISO100 AWB RAW このレンズはアンダーで撮るとトーンの良さが伝わってくる。開放では周辺減光も加わり、雰囲気のある写真が撮れる。

Leica M10 + Super-Angulon-R 21mmF4 絞り優先AE F4 1/125秒 -0.67EV ISO100 AWB RAW このレンズはアンダーで撮るとトーンの良さが伝わってくる。開放では周辺減光も加わり、雰囲気のある写真が撮れる。

 

Leica M10 + Super-Angulon-R 21mmF4 絞り優先AE F8 1/30秒 -0.67EV ISO200 AWB RAW 無限遠で奥の社にピントを合わせる。レンズの∞マークでほぼジャストでピントが合った。

Leica M10 + Super-Angulon-R 21mmF4 絞り優先AE F8 1/30秒 -0.67EV ISO200 AWB RAW 無限遠で奥の社にピントを合わせる。レンズの∞マークでほぼジャストでピントが合った。

 

Leica M10 + Super-Angulon-R 21mmF4 絞り優先AE F4 1/350秒 ISO100 AWB RAW レンズの最短撮影距離で撮影した。ライブビューでフォーカスエリアを下方に移動し、的確にピントを合わせる。ライカM10になって、ようやく自由度の高いライブビュー機能が手に入った。

Leica M10 + Super-Angulon-R 21mmF4 絞り優先AE F4 1/350秒 ISO100 AWB RAW レンズの最短撮影距離で撮影した。ライブビューでフォーカスエリアを下方に移動し、的確にピントを合わせる。ライカM10になって、ようやく自由度の高いライブビュー機能が手に入った。

 

●PRODUCT LIST
K&F CONCEPT KF-LRM


・個人情報について ・サイトポリシー ・推奨環境

Copyright(C) Shoten Kobo Corporation
All Rights Reserved.