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澤村徹×KIPON 古典鏡玉ものがたり Flektogon 20mmF4「マイクロフォーサーズで広角を使う」Baveyes M42-m4/3

マイクロフォーサーズユーザーに朗報だ。KIPONのフォーカルレデューサー、Baveyesシリーズにマイクロフォーサーズ用が登場した。Baveyesについて簡単におさらいしておこう。同製品はいわゆるフォーカルレデューサー(縮小光学系)で、3群4枚のレンズを内蔵し、焦点距離を0.7倍にする。APS-C機でフルサイズ撮影を実現するアイテムとして登場した。ここで取り上げるBaveyes M42-m4/3はそのマイクロフォーサーズ用というわけだ。

 

レデューサーレンズはHandeVisionシリーズを設計したドイツのIB/E OPTICS社が担当している。マイクロフォーサーズ用のAPS-C機用と同じく、マスターレンズの焦点距離を0.7倍にする仕様だ。

 

3群4枚の高性能レンズを内蔵する。ピン押しタイプの構造で、M42マウントレンズを実絞りで使用できる。

 

側面に3カ所ネジがあり、レンズ指標の位置を調整できる。

 

今回用いたフレクトゴン20ミリF4を例に焦点距離を計算してみよう。マイクロフォーサーズ機に通常のマウントアダプターで装着した場合、20ミリ×2倍で35ミリ判換算40ミリ相当となる。マイクロフォーサーズ機は焦点距離2倍となるため、広角レンズが標準画角のレンズになってしまうわけだ。Baveyes経由の場合は、20ミリ×2倍×0.7倍で35ミリ判換算28ミリ相当となる。APS-C機のようにフルサイズ相当とはいかないが、マイクロフォーサーズ機で20ミリレンズを35ミリ判換算28ミリ相当で使えるなら上出来だ。

 

Baveyesは画質の良さも魅力だ。かつての補正レンズ入りマウントアダプターのようにマスターレンズのテイストをスポイルすることはない。それどころか、コントラストと発色はマスターレンズよりも若干向上する。また、レデューサーレンズは集光効率が良く、1段分明るくなる点もアドバンテージと言えるだろう。

 

OM-D E-M5II + Flektogon 20mmF4 + Baveyes 絞り優先AE F4 1/250秒 -0.7EV ISO200 RAW
マスターレンズ本来のシャープさ、そしてボケ味をしっかりとキープしている。

 

OM-D E-M5II + Flektogon 20mmF4 + Baveyes 絞り優先AE F4 1/640秒 +0.7EV ISO200 RAW
開放だと周辺の流れが若干気になるが、絞り込むを安定した描写になる。

 

OM-D E-M5II + Flektogon 20mmF4 + Baveyes 絞り優先AE F8 1/800秒 -1.3EV ISO200 RAW
本レンズは元々フレアやゴーストが出やすい。そのテイストをBaveyes経由でも堪能できた。

 

OM-D E-M5II + Flektogon 20mmF4 + Baveyes 絞り優先AE F8 1/800秒 -0.7EV ISO200 RAW
マイクロフォーサーズで広角レンズを広角として使えることに、オールドレンズファンとして悦びを感じる。

 

製品紹介

KIPON Baveyes M42-m4/3
焦点距離を0.7倍にするマイクロフォーサーズ用フォーカルレデューサーだ。M42マウントの他、キヤノンEFマウントもラインアップしている。また、ボディ側マウントはソニーEマウント、富士フイルムXマウントもある。