【HarQの使えばわかる】 カーボン三脚 K&F Concept KF-TC2534T で風景を撮る。

写真・文/HarQ Yamaguchi

写真・文/HarQ Yamaguchi

今日は琵琶湖での風景撮影に、K&F Concept ブランドのカーボン三脚(KF-TC2534T)を持ち出した。これは、現在K&F Conceptから発売されているモデルの中で最も大きな物であるが中型三脚に分類される大きさ。カーボン三脚と言えば高価な品という常識を覆して、かなり戦略的な価格設定の製品です。

 

三脚を見るポイントは、おおまかに、

  • 1)脚そのものの剛性
  • 2)脚の接合部の剛性
  • 3)設置操作のしやすさ
  • 4)雲台(三脚に付属している場合)
  • 5)携帯性と可用性
  • 6)耐久性

といったところ。

 

 

1)脚そのものの剛性

カーボンの脚は、25mm径。剛性は十分にあり、4段構成ではあるが足先も十分に剛性がある。

 

 

2)脚の接合部の剛性

十分にシッカリ作り込みがされていて、安っぽさは微塵もなく、ガッシリしている。

 

 

3)設置操作のしやすさ

これは他社のカーボン三脚と同等。可もなく不可もなくである。

4)付属する雲台

自由雲台が付属している。耐荷重などのスペックは分からないが、強力に止まる。方向・フリクション・締め付けの3つのツマミで操作を行うものだ。私自身は1ツマミで操作するタイプが好みだけど、これはこれで慣れれば大丈夫である。クイックリリースはアルカスイス準拠のもので一般的且つシッカリ保持できるものである。

 

 

5)携帯性と可用性

携帯性は文字通り持ち運びのしやすさである。三脚は使うとき以外邪魔者でしか無く、如何に楽に持ち運べるかが重要。縮長が47cmで、重さ1.7kg。風景撮影で使う三脚としては十分に小さいし、キャリングバッグが付属するので現実の携帯性も確保できる。可用性というのは伸長と開脚角度である。伸長は183cmまで高さをあげられるので十分であり、開脚角度も3段階の調整ができるのでローアングルも余裕で対応できるので必要にして十分と言える。

 

 

6)耐久性

耐久性に関しては長期間の使用でないと分からない面も多々あるので結論を簡単に出せないが、琵琶湖畔の砂地、湖水、岩場、で使用した状態でトラブルは発生しなかった。防水構造とは書かれていないが、常識的な使い方(砂や水にまみれた場合はその状態で足を短くせずに乾燥してから汚れを払って格納する。)をしていれば問題は全く発生しなかった。


最後に、撮影した写真を掲載しておく。

 

 

 

 

丸一日使用してみて、風の強い風景撮影でも安心して使える三脚であるということ。
念のためGIZTOの同サイズの三脚を持っていったが一度も使うことはなかった。三脚自体も付属する雲台も価格を超えてシッカリした造りである事は間違ない。


商品の詳細はこちら
K&F Concept カーボン三脚4段(三脚・一脚兼用)KF-TC2534T



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