お久しぶりです。撮影師太郎です。上海から日本へ帰国後、改名しました。今後ともよろしくお願いいたします。
この度は、銘匠光学から発売された “リングボケ” 望遠レンズ、TTArtisan 250mm f5.6 Reflex Lens(M42マウント)について、その特長や使用体験をご紹介いたします。コンパクトサイズで持ち運びに便利。遠出でも気軽にカバンに入れて望遠撮影が楽しめます。香港ストリートで撮影したスナップ写真も参考になれば幸いです。
TTArtisan 250mm F5.6 Reflexを見て最初に驚いたのはレンズの中にキラキラ光るミラーがあること。反射光学系を採用したミラーレンズとのことで、反射望遠鏡と同じようにミラーで光を反射させることで、250mmという超望遠でありながらとてもコンパクトなレンズに仕上げています。
TTArtisan 250mm F5.6 Reflexの使用感は非常に良好です。コンパクトサイズなので、気軽に持ち出せて望遠撮影が楽しめます。ローレット加工された金属筐体の独特なデザインは所有欲を満たします。ピントリングも重めで望遠域での微妙なピント合わせも楽です。
また絞り値がF5.6であるため、自然光の条件下でも十分な明るさを確保できますし、反射望遠レンズ特有のリングボケは昼も夜の撮影でも幻想的でクリエイティブな表現が広がります。
数年ぶりの香港。TTArtisan 250mm F5.6 Reflex と SIGMA fp で香港ストリートをスナップ撮影してきました。香港の街を代表する旺角の雑踏、香港島セントラル、そして佐敦のナイトマーケット(他にも沢山素敵な街がありますが、時間の関係から。。。笑)。
TTArtisan 250mm F5.6 Reflex のコンパクトさは、長時間のスナップ撮影でも疲れ知らず。人や車で溢れかえる香港ストリートを250mmの望遠で撮影すると奥行きの圧縮効果も相まって香港の街の熱量が凝縮されます。また解像しているピント面とその前後はリングボケで香港のカオスな雰囲気が増します。
ぜひ、皆さんもTTArtisan 250mm F5.6 Reflexで超望遠ストリートスナップ撮影を楽しんでもらえると嬉しいです。
上海から帰国。PASHA STYLEアンバサダー。最近はインバウンド旅行者や留学生のポートレート・ストリート撮影が多くなりました。Sigma中国、TTArtisan、NANLITE, 7Artisans、K&F Concept、Zhiyun、焦点工房などへ機材レポート・作例提供を行っています。 メイン機材はSigma fp、Leica Q2、Leica SL3。東京近郊撮影承ります。