2024年 6月:売れ筋ランキング(交換レンズ編)

レンズ

交換レンズ 売れ筋商品ランキング
[ 2024年 6月 ]

焦点工房の6月の売れ筋ランキング(交換レンズ編)をご紹介します。あっという間に2024年も半分が過ぎ、気づけば夏休みももう目前となったこの時期、旅行やお出かけのお供に新しいレンズの購入を考えている方の参考になれば幸いです。何かと気になる新商品が多かった6月のランキング、果たしてどのような結果になったのでしょうか?

※このランキングは、焦点工房の直営店における売れ筋商品と、すべての取引先カメラ店への売上金額をもとに集計しているデータに基づいています。

★交換レンズ部門 1位〜10位

早速交換レンズ部門のランキングを見ていきましょう。

TTArtisan Tilt 50mm f/1.4 ティルトレンズ

★1位
銘匠光学 TTArtisan Tilt 50mm f/1.4

中一光学 SPEEDMASTER 65mm F1.4 富士フイルムGFX Gマウント 単焦点レンズ

★2位
中一光学 SPEEDMASTER 65mm F1.4 富士フイルムGFX Gマウント 単焦点レンズ

銘匠光学 TTArtisan 100mm f/2.8 M42マウント バブルボケレンズ

★3位
銘匠光学 TTArtisan 100mm f/2.8 M42マウント バブルボケレンズ

1位 銘匠光学 TTArtisan Tilt 50mm f/1.4 (ソニーEマウント)
2位 中一光学 SPEEDMASTER 65mm F1.4 (富士フイルムGFX Gマウント)
3位 銘匠光学 TTArtisan 100mm f/2.8 バブルボケ (M42マウント)
4位 銘匠光学 TTArtisan 11mm f/2.8 Fisheye (ソニーEマウント)
5位 銘匠光学 TTArtisan AF 27mm f/2.8 (富士フイルムXマウント) (ブラック)
6位 銘匠光学 TTArtisan AF 27mm f/2.8 (富士フイルムXマウント) (チタンブラック)
7位 銘匠光学 TTArtisan 10mm f/2 C ASPH. (富士フイルムXマウント)
8位 銘匠光学 TTArtisan 10mm f/2 C ASPH. (ニコンZマウント・APS-C)
9位 銘匠光学 TTArtisan Tilt 50mm f/1.4 (ニコンZ)
10位 LIGHT LENS LAB M NOCTILUCENT 50mm f/1.2 ASPH.

銘匠光学がランキング10位中8つを埋め、その根強い人気を示しました。七工匠やLight Lens Labの人気も高まり最近は押され気味な印象もありましたが、見事な返り咲きを果たしました。その中でも見事2か月連続で一位を獲得した「TTArtisan Tilt 50mm f/1.4」は、カメラ好きの間で話題のティルト機能を搭載したレンズです。当レンズが販売されて以来じわじわと広がっていたティルトレンズ人気ですが、焦点工房のランキングにもとうとうその影響が表れた結果ではないでしょうか。

4位「TTArtisan 11mm f/2.8 Fisheye(ソニーE)」の人気は未だ衰えず、2月のランキングから常にランクインしています。ここまでくるともはや定番?手軽に迫力ある表現や個性的な描写が楽しめるこの魚眼レンズ、視野角180°かつ開放F値2.8を活かし、夏の星座を切り取る天体撮影にもおすすめです。

「TTArtisan 100mm f/2.8 バブルボケ」も先月に引き続きランクインしました。一度は惜しくもランク外となりましたが、先月から一つランクを上げ3位に。シャボン玉のような輪郭のはっきりとした玉ボケが特徴のこのレンズ、その独特な描写は一度使ったらクセになる事間違いなしのユニークなレンズです。ピーキーな性能ですが、うまくコツを掴んでボケを調整できるようになればグッと創作の幅が広がります。また、同メーカーから発売されたドーナツのようなリング状のボケが楽しめる「TTArtisan 250mm f/5.6 Reflex ミラーレンズ」もおすすめです。リングボケを活かして、まるで印象派の絵画のような個性的な表現が楽しめます。

銘匠光学が強さを見せる一方、発売開始から二か月間1位をキープしていた「LIGHT LENS LAB M NOCTILUCENT 50mm f/1.2 ASPH」が、とうとう10位までランクダウン。「周ノクチ」の愛称で親しまれるこのレンズは、何といってもその再現度が最大の魅力。今では到底手の出せない伝説のレンズを、この価格帯で再現しているのにはひたすら驚かされます。独特な空気感と繊細な写りに憧れる方も多いのでは。Light Lens Labは他にも開発中のレンズがあるみたいなので、ますます目が離せません。最新情報をどこよりも早くお伝えできるよう、私たち焦点工房も引き続き注目してまいります。

意外だったのは先月8位だった「中一光学 SPEEDMASTER 65mm F1.4」が孤軍奮闘の中2位にランクインしたこと。地道にランクを伸ばしていましたが、ここにきて一気に人気が高まりました。今回唯一ランクインの富士フイルムGFXマウントレンズであることも要因の一つでしょうか。このSPEEDMASTERシリーズはヴィンテージ感のある柔らかなボケ味と、優秀なレンズ構成で鮮明な高画質を実現したレンズで、是非一度手に取ってこの描写力を試してもらいたい製品です。シネレンズも販売するこのメーカー、今後の伸びしろに期待です。

改めて振り返ってみると、先月に引き続きプラスαな機能が付いたレンズが多くランクインしていましたね。ティルト機能、魚眼、バブルボケとそれぞれ表現の方向性が異なっているのも面白いです。アダプター部門ではソニーE、ニコンZカメラマウントが人気ですが、レンズ部門だと富士フイルムよりX・G両マウントが多くランクインしました。話題の「X100VI」も販売され、富士フイルム自体の注目度が上がっていたから?なんて想像がよぎります。運よくX100VIを購入された方は是非当社の「ウッドグリップ SHOTEN X100Ⅵ-GP」もチェックしてくださいね。撮影時の安定感が違います。

また個人的に、今月は広角レンズが良く売れたなという印象を受けました。35mm-50mmの人間の視野に近い画角はどの場面にも使いやすく、プレーンで洗練された画面作りに使えますが、一方で10mmの超広角レンズは、俯瞰でパースを思いっきり効かせたり、最短撮影距離の短さを活かしたクローズアップ撮影に挑戦したりと、よりアーティスティックな構図を試せるのが魅力。旅行先で大きなランドマークや建築物を撮りたい方におすすめです。

以上が6月のランキング結果でした。レンズ部門に関しては先月と似た点も多く、ある程度結果を予想できる部分もありましたね。簡単にユニークでクリエイティブな表現が楽しめるティルト機能付きのレンズは今後も需要が伸びそうな予感がします。また、ここ最近は少し埋もれがちだった超広角レンズもその勢いを取り戻し、上位半分を占める結果となりました。風景や建物写真はもちろん、天体写真の撮影にもおすすめな超広角レンズは、夏休みのキャンプのお供にもぴったりです。来月もこのままランクインするのか?結果を予想しながら次回更新までお待ちください。

7月も魅力的な商品が発売開始予定です。随時最新情報をお届けしますので、是非焦点工房のSNS等チェックしてくださいね!最近本格始動したYouTube公式チャンネルも、ありがたいことにご好評いただいております。「こんな解説してほしい!」や「アレとアレの比較をしてほしい!」などありましたら是非コメント欄までお願いします。来月のランキングもお楽しみに!ありがとうございました。



・個人情報について ・サイトポリシー ・推奨環境

Copyright(C) Shoten Kobo Corporation
All Rights Reserved.