焦点工房の6月の売れ筋ランキング(マウントアダプター編)をご紹介します。来たる夏休みに向けて撮影の予定を立てている方も少なくないこの季節。何か新しいものに挑戦してみたい、眠っていた古いレンズをもう一度使ってみたい、そんな方の参考になれば幸いです。もちろん、焦点工房ファンの方も大歓迎です!上半期最後のランキング、果たしてどのような結果になったのでしょうか?早速見ていきましょう。
まずは焦点工房のメイン商品であるマウントアダプター(非電子)のランキングからご紹介いたします。
圧倒的な人気を見せたのは、やはりライカMマウントレンズ対応商品でした。高性能・高品質かつ流通量が多く、またVoigtlanderやZeissなどのサードパーティーレンズの種類も豊富な当マウントがいかに多くの方に愛されているか再確認させられる結果となりました。焦点距離が比較的長いライカMレンズ用ということで、上位4商品はどれもヘリコイド機能付きのものになっていましたね。手軽に最短撮影距離を縮められるのでお気に入りのレンズでクローズアップできるのが嬉しいところ。
一位に輝いたのは、なんとこれで四冠達成!「SHOTEN LM-LSL M II(ヘリコイド付き)」が3月から引き続き首位を独占しました。繰り出し量6mm、フォーカルレバー付きで操作性も良く、真鍮製で耐久性にも優れたアダプターはライカMユーザーなら持っていて損のない商品です。ライカMマウントレンズ→Lマウント自体なかなか珍しいのも影響したのか、5位には高性能レンズでおなじみ「銘匠光学 TTArtisan」より販売された「M-L」もランクインしました。このままSHOTENが五冠達成となるのか、来月も目が離せません。
Lマウントカメラといえば6月末に販売されたばかりの「LUMIX S9」が記憶に新しいですが、コンパクトで軽量なこのカメラには、同じく小さくて軽いライカMレンズの使用もおすすめです。「SHOTEN LM-LSL M II(ヘリコイド付き)」は小型でシンプルな見た目のLUMIX S9にも、デザインや機能を損なうことなくぴったりフィットします。
そんなSHOTENシリーズが上位を独占する中、根強い人気を誇るのが「K&F Concept レンズマウントアダプター KF-NFZ」。以前もランクインしたこの商品は、豊富なアクセサリーやフィルターを取り扱うK&F Conceptから販売されており、9・10位にも同じくK&Fの商品がランクインしました。惜しくもランキングからは外れましたが、K&F Conceptの商品は20位以内に多く入っていました。アダプター以外の商品も取り揃える当ブランドは今後も要チェックです。
SHOTENシリーズが半分以上を占めた今回のランキングですが、K&Fの人気もすさまじく来月はどうなっているのか読めないですね。個人的に気になるのは惜しくも11位でランク外となったFotodiox (フォトディオックス) のマウントアダプター「LM-XCD(ライカMマウントレンズ → ハッセルブラッドXマウント変換)」です。Fotodioxは圧倒的な商品量を誇るアメリカのメーカーで、中々レアな組み合わせのマウントアダプターを販売しており「そんな組合せアリ?!」なんて驚くような商品もしばしば。下半期のランキングでは上位に食い込むダークホースかもしれません。
続いて紹介するのは電子マウントアダプターのランキングです。
今回見事ワンツーフィニッシュを決めた「TECHART TZM-02」と「TECHART LM-EA9」の人気の秘訣は、オールドレンズ(マニュアルフォーカス)をオートフォーカスで使えるという驚きの機能でしょうか。4つのモーターを搭載した駆動ユニットが素早いAFを実現し、各種被写体検出にも対応します。耐久性と静音性を兼ね備えたパワフルなこのアダプターは、その性能もさることながらスッキリとしたデザインで持ち運びしやすいのも魅力です。長らくお待たせしている製品も順次販売再開いたしますので、気になる方は「再入荷お知らせ」への登録をお忘れなく。
惜しくも3位となってしまった「Megadap ETZ21 Pro」ですが過去には1位を獲っており、そのうえランキング開始時から今まで3位より下の順位に落ちたことがないという脅威の人気振りを誇るアダプターです。基本的なスペックをしっかりと持ち合わせながらも、AF対応とは思えないほどの超薄型で、ソニーの評価の高いレンズを有効活用できるのが人気の理由だと思われます。個人的にはロック解除ボタンが大きめで取り外ししやすいところが推しポイントです。
根強い人気でいえば、4位「MonsterAdapte LA-FE2」でしょうか。実はMonsterAdapterの製作チームが世界初のニコンF →ソニーEマウントのAF対応電子アダプターを開発した、ということをご存じでしたか?そんなメーカーが独自開発した「G Driver」を搭載するこのアダプターは素早いAFが売り。ニコンFユーザーは注目必須の商品です。
マウント面で見ると、非電子アダプターと同様にライカMマウントレンズ対応のものが多くを占める結果となりました。同じくニコンZ・ソニーEもありますが、キヤノンEF対応の商品がランクインしたのが異なる部分ですね。カメラマウント側も富士フイルムGFXマウントが加わり、よりバラエティに富んだラインナップとなりました。
いかがでしたでしょうか?アダプターは電子・非電子に関わらず相変わらずライカMマウントレンズ対応の商品が人気でした。この辺りはライカの根強い人気がうかがえる結果となりましたね。カメラボディ側も安定してニコンZ・ソニーEが多く入っていた印象です。キヤノンやLマウントも引き続きランクインしていますが果たして来月は上位二種の牙城を崩せるのか、はたまた新たな勢力が現れるのか、マウント人気の推移にも注目したいです。
7月も魅力的な商品が発売開始予定です。随時最新情報をお届けしますので、是非焦点工房のSNS等チェックしてくださいね!最近本格始動したYouTube公式チャンネルも、ありがたいことにご好評いただいております。「こんな解説してほしい!」や「アレとアレの比較をしてほしい!」などありましたら是非コメント欄までお願いします。
来月のランキングもお楽しみに!ありがとうございました。